本事例のポイント
- 1 .新規参入における迅速な商品化のサポート
- 2 .製品形態や配合内容等、要件に最適な製造工場の調査・選定
- 3 .実現可能な商品設計の再構築
ご依頼内容
食品メーカー様からのご依頼です。
新たなカテゴリーへの挑戦として、パウチ入りの新商品の開発プロジェクトを立ち上げたものの、技術的な課題が多く、商品化は難航していました。
そこで、早期商品化に向けて、初期試作から工場の選定など一貫したサポートを当社にご依頼いただきました。
課題・背景
お客様の社内で開発実績のないパウチ入りの新商品コンセプトを企画し、社内の企画承認までは通ったものの、下記のような課題が山積みの状況でした。
①製造できる工場が見つからない
②コスト試算できない
③そもそも製造自体が可能かどうかもわからない
発売時期はすでに決まっており、商品化が思うように進まず、焦りを感じていたそうです。

支援内容
開発要件を整理し、最適な工場を調査・選定
まず、希望される製品形態や配合内容、各要件の優先度を丁寧にヒアリングさせていただきました。そのうえで国内の候補工場をプレ調査し、概算の価格感、使用予定原料の配合可否、工場のライン適性、対応可能なロット(工場・包材)などについて網羅的に確認を実施しました。
製造可能な商品設計を再構築
調査の結果、希望する包装形態と配合原料の両立が難しいことが判明しました。
ただ、事前の商談において「包材は変更できない」制約があることを把握していたため、配合原料側を調整することで製造可能な設計を再構築させていただきました。
試作品の作成~ブラッシュアップ
調整後の試作品は当社にてスピーディに試作させていただき、お客様と協議しながらブラッシュアップを行いました。

支援結果
事前に製造実現可能性と価格感を掴めたことにより、早い段階で商品コンセプトの軌道修正ができました。その結果、想定スケジュールでプロジェクトを進行することができました。