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ゲル化・増粘安定素材
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食品や化粧品のテクスチャーを改善し、安定性を向上させる素材
ゲル化・増粘安定素材の特長
ゲル化・増粘安定素材は、食品、医薬品、化粧品など多岐にわたる分野で使用される重要な素材です。その主な特徴は、液体や半固体の粘度を調整したり、固めたりして、製品の質感や安定性を向上させることです。ゲル化・増粘安定素材を添加することで、食品の食感や化成品の物性を創造するとともに安定的な品質を保ち、商品としての価値を生み出すことができます。 代表的にな素材には、ペクチン、ゼラチン、キサンタンガム、グァーガムなどがあり、それぞれ特有の特性を持ちます。また、由来原料も多岐にわたり、植物由来のもの、微生物発酵によって得られるもの、海藻由来のもの、セルロース誘導体由来のものなどが存在します。多くの素材の中から使用用途や条件に応じて適切な素材を選ぶことが重要です。
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取扱品目
ペクチン、カラギナン、ガラクトマンナン類…。 ハイドロコロイドの世界は複雑ですが、ユニテックフーズにはそれを使いこなすノウハウがあります。 物性でお困りの方はぜひユニテックフーズまでお問い合わせ下さい。
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ペクチン
ペクチンはリンゴや柑橘類の果皮から抽出される増粘多糖類です。性質に応じてHM・LMに大別され、古くよりジャムのゲル化剤として使用されているほか、酸性乳飲料のタンパク安定化などにも使用されます。当社では、カーギル社のペクチン「UNIPECTINE™」を販売しております。また、独自開発のペクチンである加熱不要で溶解する「QSペクチン」もご用意しております。
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ゼラチン
ゼラチンは、動物の皮や骨に存在する不溶性タンパク質を可溶化したものです。離水がなく、やわらかく熱可逆性のゲルを形成します。 その特徴は食品だけでなく医薬品でも幅広く利用されています。当社では、世界トップメーカーであるRousselot(ルスロ)社のゼラチンをご提供しています。
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メチルセルロース・HPMC
メチルセルロースとはセルロースの骨格にメトキシ基がついた構造をもつ高分子多糖類です。ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)はメチルセルロースのメトキシ基をヒドロキシプロピル基に置換したものです。セルロースは植物の細胞壁の重要な構成成分で、メチルセルロースやHPMCは植物繊維を原料として製造されます。 当社では用途に合わせ様々なメチルセルロース・HPMCをご用意しています。
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トレメルガム
トレメルガムはシロキクラゲから抽出された食品素材です。シロキクラゲは、高級食材として主に中国料理の薬膳料理やデザートなどに利用されています。シロキクラゲ抽出物は低粘度で高い保水性を示し、冷凍食品や調理食品、デザートなど幅広い食品の食感改良にご使用いただけます。
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キサンタンガム
キサンタンガムは、微生物Xanthomonas campestrisの発酵により得られる多糖類です。冷水可溶で、低濃度で高粘度であり、優れた耐塩性、耐酸性をあわせ持ちます。単独での使用はもちろん、他の素材と組み合わせて多くの食品用途、特にドレッシング、冷凍食品、カスタードクリームの他、とろみ調整食品にもご使用いただけます。当社では、カーギル社のキサンタンガム「SATIAXANE™」を販売しております。
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カラギナン
カラギナンは紅藻類から抽出され、種類によって異なる割合の硫酸基を持つ多糖類です。熱可逆的なゲル化剤、増粘剤としてご利用いただけます。硫酸基の割合により、カッパ、イオタ、ラムダの3タイプがあり、ゲル化するカッパとイオタはミルクゲルやゼリー用として、ゲル化しないラムダは冷水可溶の増粘剤としてご使用いただけます。当社ではカーギル社のカラギナン「SATIAGEL™」「SATIAGUM™」を販売しております。
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ガラクトマンナン類
ガラクトマンナン類はマンノースとガラクトースが結合したユニットから構成される多糖類で、さまざまなマメ科植物の種子の胚乳から得られます。主鎖マンノース と側鎖ガラクトースの比率は、グァーガムでは2:1、タラガムでは3:1、ローカストビーンガムでは4:1であり、それぞれ特性が異なります。
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アラビアガム
アラビアガムは、アカシアの木から採れる樹脂を原料とする増粘多糖類です。 増粘剤としては比較的低い粘性を示します。乳化効果を示すなど、その特徴的な物性から様々な食品に利用されています。
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