ローカストビーンガムの高騰要因
ゼリーやアイスクリームなどに使用されているローカストビーンガムは、ここ数年で価格が高騰、以前の5倍以上の価格となっています。(2022年10月時点)2017年産の大不作を契機に価格が急騰し、資金繰りの潤沢なギブラーの出し惜しみもあって、キャリーオーバーが不足。2020年以降、投機筋の介入もあり、最高値を更新しました。高騰の要因が、原料の不作ではなく、投機相場によるため、今後の価格推移については予想がしづらく、食品メーカーではローカストビーンガムの代替検討が進んでいます。

代替品 ゲル化剤製剤UNet W-D29
ローカストビーンガムの代替として、ユニテックフーズではローカストビーンガム不使用のゲル化剤製剤UNet W-D29を開発しました。
特徴
- 高い透明性
- ローカストビーンガムを使用したゲルに似たつるんと弾力のある物性
実際にゼリーに使用した際のゲル物性を、テクスチャアナライザーで比較しました。

コントロール:弊社ローカストビーンガム含有製剤 0.5%添加(青線)
テスト:UNet W-D29 0.4%添加(黄線)
グラフの横軸はひずみ率、縦軸にゲル強度を示しています。2つの試験区は、曲線部分が同じような挙動を示しているため、近いゲル物性を持つことが分かります。また破断点が近いため、硬さや歯切れも似ていることがわかります。
まとめ
UNet W-D29はローカストビーンガムよりも廉価な素材を使用しているため、従来と同程度のコストで使用することができます。(2022年10月時点)高騰するローカストビーンガムの代替としてご検討ください。