Protex CWK 1667は酵素処理したグアガムを基材とした製剤で、ローカストビーンガムと同様の相乗性や近いゲル物性(相乗した場合のゲル)を示します。こちらの記事ではゲルの物性をローカストビーンガムを使用した場合と比較検証します。
酵素処理グアガム製剤「Protex CWK 1667」の特徴
Protex CWK 1667は酵素処理したグアガムを基材とした製剤で、ローカストビーンガムと同様の相乗性や近いゲル物性(相乗した場合のゲル)を示します。以下に特徴を列挙しました。
- キサンタンガムと相乗ゲルを形成する
- κカラギナンと相乗ゲルを形成する
- 上記のゲルは弊社のローカストビーンガムを使用したゲルと近しい物性を示す
- 冷水可溶
実際のゲルのようすを、ローカストビーンガムを使用した場合と比較してみました。
ゲルの物性を動画でご紹介
ローカストビーンガムまたはProtex CWK 1667を0.25%、そこにキサンタンガムまたはκカラギナンを0.25%配合したゲルの物性を比較しました。
実際の食感も似ており、離水量なども同程度なのが特徴です。
ゲル強度の比較

左:キサンタンガムとの相乗 右:κカラギナンとの相乗(Controlがローカストビーンガム使用区、TestがProtex CWK 1667使用区)
キサンタンガム/κカラギナンとの相乗ゲルのゲル強度をテクスチャアナライザーで比較しました。キサンタンガムとの併用ではキサンタンガム、ローカストビーンガム/Protex CWK 1667それぞれ0.5%、κカラギナンとの併用ではκカラギナン、ローカストビーンガム/Protex CWK 1667をそれぞれ0.6、0.4%添加しています。ローカストビーンガムを使用した場合もProtex CWK 1667を使用した場合も、多少の破断強度の差はありますが、とても近いゲル物性であることがこちらのデータからもわかるかと思います。
まとめ
高騰するローカストビーンガム(2023年1月現在)の代替として、Protex CWK 1667を検討してみてはいかがでしょうか。お気軽にサンプルをお申込みください。