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機能性表示食品の王道素材DHA・EPA のススメ

本資料は、健康食品やサプリメント等の製造・販売者向けの記事となります。
記載している情報は一般消費者向けではなく、市販品についての効果・効能を標榜するものではありません。
ご了承のうえ、閲覧してください。

目次

機能性表示食品の王道素材 DHA・EPA

2015年4月より始動した機能性表示制度。今年2022年で7年を迎えます。届出数は5000件を超え、今やおなじみの制度になってきました。特に2020年度、2021年度は届出数が1000件を超え、今まさに注目を集めている分野です。コロナ禍による健康志向の高まりや、景品表示法などの遵守意識向上による効果・効能が謳える食品に対する需要増がこのような流れを後押ししていると考えられています。様々な成分が機能性表示の届出をされていますが、その代表的な成分はGABAと難消化性デキストリンです。実にこの二つの成分で1000以上の届出があります。そしてこの2成分に続いて届出をされているのがDHAとEPAです。

機能性関与成分届け出数トップ3

DHA (ドコサヘキサエン酸) とEPA (エイコサペンタエン酸)はオメガ3脂肪酸の一種です。オメガ3脂肪酸は不飽和脂肪酸の分類の一つで、ω-3位(脂肪酸のメチル末端から3番目)に炭素-炭素二重結合を持つものです。オメガ3脂肪酸は体内で作ることができない必須脂肪酸であり、食事からの摂取が重要になります。DHAとEPAは特に魚油に含まれているため、魚の摂取が推奨される一因となっています。

DHA・EPAの機能性

DHA・EPAは古くから研究がされてきた機能性素材で、高血圧・動脈硬化・脂質異常症・脳卒中・皮膚炎の予防・改善作用や免疫反応の調整、脂肪燃焼の促進や認知・行動能力への影響など様々な効果が研究・報告されています。Alison MHill et al., (2007) では魚油を毎日6g (DHA 260mg, EPA 60mg) の摂取を6週間継続することで、善玉コレステロール (HDL) が増え、中性脂肪であるトリアシルグリセロール (TAG)が減少することが報告されています1)。また Richardson AJ et al.,(2005) ではオメガ3 (EPA558mg, DHA 174mg)を3ヶ月摂取することで注意欠陥多動障害が疑われる子どもの読み・書き能力が高まることが報告されています2)

高脂血症の改善

Nu-mega社「Driphorm®HiDHA®」

「Driphorm®HiDHA®」はオーストラリアのNu-Maga社が製造するDHA・EPA含有粉末です。日本ではHiDHA 360とHiDHA 50を販売しています。HiDHA360はDHA超高含有タイプでコストパフォーマンスの高いことが特徴です。HiDHA50は乳児用調製粉乳用DHA粉末として世界トップシェアを誇る商品です。独自のMicroMax技術で魚油特有の嫌な風味を抑えつつ、高い酸化安定性や保存性を実現しています。賞味期限は製造後24か月、常温保管ができる粉末です。さらにハラル認証やコーシャ認証、オーガニック認証を取得し世界中で流通している実績ある商品です。

MicroMax技術で風味を閉じ込めたまま高副有を達成!

参考文献

1) Alison M Hill et al., 2007 The American Journal of Clinical Nutrition, Volume 85, Issue 5, May 2007, Pages 1267-1274, https://doi.org/10.1093/ajcn/85.5.1267
2) Richardson AJ et al., Pediatrics, 01 May 2005, 115(5):1360-1366 DOI: 10.1542/peds.2004-2164 PMID: 15867048

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