本資料は、健康食品やサプリメント等の製造・販売者向けの記事となります。
記載している情報は一般消費者向けではなく、市販品についての効果・効能を標榜するものではありません。
ご了承のうえ、閲覧してください。
目次
いま、スポーツ選手の間でコラーゲンが熱い!!
美容や美肌でおなじみのコラーゲン。近年ではその膝や関節への役割に注目が集まっており、スポーツ選手の間にもジワジワと浸透しております。大リーグで活躍するダルビッシュ有選手がアドバイザーを務めるサプリメントブランドではスポーツ用途としてコラーゲンが販売されております。また同じプロ野球選手である日本ハムファイターズの今川優馬外野手はリハビリテーションのお供にコラーゲンを摂取していたことが報じられました1)。フィギュアスケートの羽生結弦選手は4回転半ジャンプを目指す体づくりの一環としてコラーゲン鍋を食べていることが報じられました2)。さらに福永祐一騎手は落馬による骨折からのリハビリテーションにおいて、コラーゲンが豊富に含まれている鶏がらスープを積極的に摂っていることが報じられました3)。(https://onl.la/MLuAhue 2022年1月28日閲覧)。このように様々な種目のトップアスリートが体づくりにおいてコラーゲンを摂取しています。
コラーゲンとは何か、そしてスポーツニュートリションとしてのエビデンスについて解説します。また長年コラーゲンペプチドを取り扱いしてきた当社ならではの素材を紹介します。
コラーゲンの特徴
ここで一度コラーゲンとはどのようなものか振り返りましょう。コラーゲンは3重らせん構造をとるたんぱく質の一種で、人体のたんぱく質の約1/3を占めています。体内では繊維状たんぱく質として存在し、様々な身体構造を構成しています。例えば皮膚では、真皮にネットワーク状に存在して皮膚の弾力性に寄与しています。また軟骨では、骨と骨との接点を覆うことで摩擦や衝撃から骨を保護しています。部位別のたんぱく質の構成比を細かく見てみると、腱の85%、靭帯の70%、関節軟骨の70%と、肌以外の部位でもコラーゲンの構成比は大きく、体全体の構造に不可欠な成分であることが分かります。

コラーゲンの分子量は約30万と大きく、そのうえ三重らせん構造をとっていることから、そのままでは容易に消化・吸収できません。そのため一般的にはコラーゲンを加水分解して分子量を小さくした"コラーゲンペプチド"として流通されています。健康食品市場におけるコラーゲンとは、コラーゲンペプチド(またはゼラチン)を指すケースがほとんどです。
コラーゲンペプチドの疲労回復・ケガ予防効果
スポーツニュートリションにおけるコラーゲンペプチドの研究は様々されています。
Clifford et al., (2019)では、コラーゲンペプチド(Peptan®)を摂取した群では、150回のドロップジャンプを行った後の筋肉痛の度合いが統計的有意に軽減されることが報告されています4)。またWienecke(2011) ではコラーゲンペプチド等を含むサプリメントを2年間摂取するとケガの発症率が50%以上低下することが報告されています5)。

ルスロ社コラーゲンペプチド「Peptan」とその種類
当社はルスロ社コラーゲンペプチド「Peptan®」を扱っています。ルスロ社は1891年から創業している、ゼラチン・コラーゲンペプチドの世界トップメーカーです。本社はオランダにありますが、ヨーロッパだけでなく北米や南米、アジアなど世界各地に製造拠点を設け10工場以上展開しています。主に食品、医薬品、工業品向けのゼラチン・コラーゲンペプチドの製造・販売を行っており、品質や安定供給能など世界中で高い信頼を得ています。

Peptan®ブランドはⅠ型コラーゲンのPeptan®とⅡ型コラーゲンのPeptan®Ⅱmを取り扱いしています。Ⅰ型コラーゲンのPeptan®は肌、腱、靭帯の主成分であり、由来原料違い、分子量違いでラインナップを取り揃えています。またⅡ型コラーゲンのPeptan®Ⅱmは軟骨の主要成分であり、グリコサミノグリカン(GAG)などと複合体を形成しております。
関連情報
マッスルコラーゲンのススメ
上述の通りコラーゲンにはⅠ型とⅡ型が存在しますが、スポーツニュートリションとしては両方を摂取することが重要です。そこでⅠ型コラーゲン(Peptan®)とⅡ型コラーゲン (Peptan®Ⅱm)を独自割合で配合した「マッスルコラーゲン®」が誕生しました。ケガという選手生命に直結するテーマに取り組んだ独自素材です。実際にマッスルコラーゲン®を配合したプロテインを選択するスポーツ選手も徐々に増えてきており、東京五輪ビーチバレー日本代表の石島雄介選手やプロサッカーチームSC相模原の選手が愛用しています。

関連情報
参考文献
1) 日本ハム今川11月下旬に左手を手術も練習再開、朝晩コラーゲンで完全復活 https://onl.la/fE4gyv6 2022年6月7日閲覧
2) 羽生結弦の挑戦支える"4Aごはん"を初公開 コラーゲンたっぷりスペシャルちゃんこ https://hochi.news/articles/20220118-OHT1T51151.html?page=1 2022年6月7日閲覧
3) 福永祐一2・5レース復帰 香港スプリント落馬骨折から46日で調教を再開 https://p.nikkansports.com/gokuuma/news/article.zpl?topic_id=1&id=202201280000112&year=2022&month=1&day=28 2022年6月7日閲覧
4) Tom Clifford et al., 2019 The efects of collagen peptides on muscle damage, infammation and bone turnover following exercise: a randomized, controlled trial Amino Acids (2019) 51:691-704
5) Prof. Dr. Elmar Wienecke 2011 Leistungsexplosion im Sport -Ein Anti-Doping-Konzep Meyer & Meyer Verlag ISBN 978-3-89899-652-5, 288 Seiten (2011)