商品活用情報

中高年の脳機能をサポートするサプリメント
クレアチン

本資料は、健康食品やサプリメント等の製造・販売者向けの記事となります。
記載している情報は一般消費者向けではなく、市販品についての効果・効能を標榜するものではありません。
ご了承のうえ、閲覧してください。

目次

ますます注目を集める脳機能サプリメント

現代社会ではサプリメント重要性が高まっております。従来ではサプリメントは通常の食事では不足してしまう栄養成分を「補う」役割が期待されていましたが、現在ではサプリメントが有する「機能」を期待して積極的に摂取する方も増えています。サプリメントの機能は血糖値上昇抑制、筋力の維持、目の疲労軽減など様々ありますが、脳機能の維持も高い関心を集めております。

ますます注目を集める脳機能サプリメント

TechNavioのレポート1)では2022年~2026年において脳機能サプリメント市場は年平均で6.93%成長すると予測されています。日本国内でも脳機能サプリ市場は年々注目が集まっており、脳機能に関する機能性表示食品の届出数は数百に達しています。こうした隆盛の要因としては、世界的規模での都市化や高齢化が挙げられます。今後その傾向はさらに強まると考えられるため、より一層伸びていく分野だと見込まれています。 脳機能素材としては、DHA、イチョウ葉エキス、ホスファチジルセリンなどを中心に様々なものが流通しております。このような脳機能素材戦国時代の中で、次世代の脳機能素材として期待されているのがクレアチンになります。

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クレアチンとは

クレアチンは生命維持に必要なアミノ酸の一種です。体内に存在するクレアチンの95%は骨格筋組織に蓄えられ、エネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)の合成を促進し、身体機能の向上に寄与します。この機能を活用し、トレーニーやアスリートなどがクレアチンを摂取して運動パフォーマンスを向上(瞬発力UP、挙上重量UP、耐久力UP、筋疲労緩和など)させるという使用方法が一般的です。

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しかしクレアチンの機能はこれだけでなく、脳の記憶力が集中力にも関与するということが近年の研究で報告されています。そのため、筋肉素材としてだけではなく脳機能素材としても熱い視線がクレアチンに注がれています。ここからは、中高年の脳機能におけるクレアチンの効果について紹介します。

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中高年の脳機能に及ぼすクレアチンの影響

クレアチンが中高年の脳機能に及ぼす研究は様々行われております。Terry McMorris et al., (2007) では平均年齢76.4歳 (SD=8.48) の男女にクレアチン20gを7日間摂取させました。その結果、クレアチン摂取群 (Group1)はプラセボ群 (Group2) に比べて空間記憶や長期記憶の試験のスコアが統計的有意に上昇しました2) 。Sergej M Ostojic et al., (2021) では平均年齢71.4歳 (±7.8) の男女1340名の普段の食事から摂取するクレアチン量と認知試験のスコアの関係を調べたところ、食事からのクレアチンの摂取量が多いグループほど認知試験のスコアが統計的有意に高いことが示されました3)

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機能性表示とクレアチン

クレアチンは機能性表示食品として届出されています。1日あたりの摂取量は3gとなっており、謳えるヘルスクレームは「適度な運動と併用することで、加齢によって衰える筋肉をつくる力を助けることによって、筋肉量および筋力の維持に役立つ機能があることが報告されています。日常生活で使う筋肉・筋力の維持に役立てたい中高年健常者に適した商品です。」になります。現在は筋肉向けのヘルスクレームになっておりますが、今後クレアチンの脳機能の研究が進み、筋肉と脳のWヘルスクレームの可能性も広がり、高齢社会の日本においてその重要性はますます増していくでしょう。

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参考文献

1) ブレインヘルスサプリメントの世界市場(2022年~2026年) Global Brain Health Supplements Market 2022-2026 TechNavio (Infiniti Research Ltd.) 2022年3月
2) Terry McMorris , Gregorsz Mielcarz, Roger C Harris, Jonathan P Swain, Alan Howard .: Creatine supplementation and cognitive performance in elderly individuals. Neuropsychol Dev Cogn B Aging Neuropsychol Cogn. 2007 Sep;14(5):517-28.
3) Sergej M Ostojic, Darinka Korovljev, Valdemar Stajer : Dietary creatine and cognitive function in U.S. adults aged 60 years and over. Aging Clin Exp Res. 2021 Dec;33(12):3269-3274. doi: 10.1007/s40520-021-01857-4. Epub 2021 Apr 17.

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