本資料は、健康食品やサプリメント等の製造・販売者向けの記事となります。
記載している情報は一般消費者向けではなく、市販品についての効果・効能を標榜するものではありません。
ご了承のうえ、閲覧してください。
世の中に様々浸透しているサプリメント
現代日本においてサプリメントの存在は大きなものとなっています。株式会社インテージによると2021年の健康食品・サプリメントの市場規模は1兆3,732億円に達しています1)。また厚生労働省の2019年の国民生活基礎調査によるとサプリメントのような健康食品の摂取率は男性21.7%、女性28.3%となっています2)。このようにサプリメント市場は一大産業となっており、TVやラジオ、新聞、雑誌、インターネットなどにおいて、サプリメントの広告を見かけない日はない状況です。

特にサプリメントを使用する層として、中高年とアスリートが挙げられます。先述の国民生活基礎調査においても中高年のサプリメント摂取率が高く、40代から70代の女性は摂取率が30%を超えており、50代女性ではなんと37.9%にもなります。加齢において衰える機能のケアが重要なことが伺えます。一方でアスリートも、サプリメントの消費が多い層です。あと1秒、あと1cmを競うアスリートにおいてはパフォーマンスの向上は不可欠であり、そのサポートとしてサプリメントには熱いまなざしが向けられています。アスリートのサプリメントに対する熱を裏付けるようにAmazonでスポーツサプリメントと検索すると、4000以上の商品が表示されます。アスリート向けのサプリメントも様々な商品が乱立し、いわゆる戦国時代の様相を呈しています。
スポーツサプリメントの王道 クレアチン
多種多様なスポーツサプリメントが販売され、それらの情報が氾濫している中でいったいどのようなサプリメントを選べばよいのでしょうか。当社がご提案しているのが王道サプリメント「クレアチン」になります。
クレアチンは生命維持に必要なアミノ酸の一種です。体内に存在するクレアチンの95%は骨格筋組織に蓄えられ、エネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)の供給に寄与し、身体機能の向上に関与します。

そのためトレーニーやアスリートなどが運動パフォーマンスの向上(瞬発力UP、挙上重量UP、耐久力UP、筋疲労緩和など)を目的として摂取しています。1992年のバルセロナ五輪男子100m走金メダリストがクレアチンを摂取していたことから一躍脚光を浴びました。現在では多くのアスリートやボディビルダーが愛用しています。クレアチンに関する論文は数百以上発表されており、国際スポーツ栄養学会(ISSN:International Society of Sports Nutrition)は「筋肉量向上のサプリメント」、「パフォーマンスの向上」の両評価項目で、クレアチンは最も高い評価である「I.有効性を裏付ける多くの根拠論文があり、安全性が高い」に位置付けています3)。近年ではプロテインのお供として紹介されることも多く、まさに信頼できるサプリメントと言えます。
関連情報
- 世界No.1ブランドCreapure®の特徴
- 【中高年向け】クレアチンの糖質コントロール効果
- 【ジュニア向け】10代アスリートへのクレアチンの有効性と安全性
- 【女性向け】クレアチンの出産やうつ病との関連性
- 【受験生・eスポーツ向け】クレアチンの脳疲労回復効果
- クレアチンの脳機能への効果とメカニズム
サッカー競技におけるクレアチンのエビデンス
様々な論文が発表されているクレアチンですが、その中には特定の競技のアスリートを対象にしたものもあります。クレアチンは特にサッカー選手を対象とし研究が多く、サッカーにおけるクレアチンの有効性が明らかになっております。サッカーは世界有数の人気を誇る競技ですが、1試合で10km以上走るような持久走要素と、シュートやドリブルのような瞬発的な短距離走要素が求められる過酷な競技です。そのためサプリメントの重要性も高いと考えられています。簡単にサッカー選手を対象としたクレアチンの研究結果を紹介します。

Ostojic SM., (2004)では10代の女子サッカー選手が3×10g/日のクレアチンを7日間摂取することで、ドリブルや垂直跳びのパフォーマンスが統計的有意に上昇することが報告されています4)。Mohebbi et al.,(2012) では10代の男子サッカー選手が4×5g/日のクレアチンを7日間摂取することで、反復走やドリブルのパフォーマンスが統計的に有意に上昇することが報告されています5)。さらにYáñez-Silva et al., (2017)では10代のサッカー選手が約3g/日のクレアチンを14日間摂取しスプリント持久力を測定するテストにおいて、平均パワーと最大パワーが統計的有意に上昇することが報告されています6)


より詳しい情報は以下資料をご確認ください。

参考文献
1) 株式会社インテージ 健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ+セルフヘルスケア市場実態把握レポート2021年度版
2) 厚生労働省 2019年 国民生活基礎調査
3) Kerksick CM, Wilborn CD, Roberts MD, et al: ISSN exercise & sports nutrition review update: research & recommendations. J Int Soc Sports Nutr. 2018 15(1):38.
4) Ostojic SM., Creatine supplementation in young soccer players. Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2004, 14(1):95-103.
5) Mohebbi et al., Effect of Creatine Supplementation on Sprint and Skill Performance in Young Soccer Players. Middle East J Sci Res. 2012, 12(3):397-401
6) Yáñez-Silva et al.: Effect of low dose, short-term creatine supplementation on muscle power output in elite youth soccer players. J Int Soc Sports Nutr. 2017, 14:5.