商品活用情報

飲料具材の分散安定にはコレ!
UNet XDシリーズ

目次

UNet XDシリーズとは

XDシリーズは飲料具材の分散安定目的に開発された製剤です。 具材の種類、pHや温度帯、塩分濃度などの諸条件に合わせて最適な品番を選択いただけます。こちらに製剤の特徴を一覧にまとめていますのでご参考にしてください。

UNet XD-0809 UNet XD-21 UNet XD-50
冷水可溶 × ×
分散可能温度 冷蔵~常温 冷蔵~高温
塩分配合 <2% <5%
乳配合 〇(中性) ×
酸性
表示例 安定剤(増粘多糖類)
推奨添加量 0.05~0.4% 0.2~1.0% 0.3~0.6%
アプリケーション例 果肉/ピューレ入り飲料
ココア飲料
抹茶飲料
スープ
果肉/ピューレ入り飲料
調味料
粉末飲料
(青汁、スムージー等)

大きな具材の分散安定に UNet XD-0809

UNet XD-0809

UNet XD-0809は、分散安定能に長けている増粘多糖類を組み合わせた製剤です。低粘度でありながら、大きな具材を長期分散することが可能で、中性域で使用することもできます。ただし、具材を分散させる際に溶液を転置する必要があります。

使用条件

UNet XD-21 UNet XD-50
推奨添加量(酸性) 0.2~0.4%
推奨添加量(中性) 0.05~0.4%
適用pH範囲 3.0~9.0

分散能を動画でご紹介

  • 高温帯での分散安定に UNet XD-21

    高温帯での分散安定に UNet XD-21

    『具材が分散した華やかな商品を開発したいが、実際にラインに落とし込んでみると、充填の工程で固形分が分散せず製品の品質が安定しない』という課題に対し開発されたのがUNet XD-21です。  UNet XD-21は高温帯で分散能を発揮する増粘多糖類を使用しています。そのため、ラインでの充填時における分散安定に使用できます。さらに5%までの塩分配合が可能なため、スープや調味料にも応用できます。また、冷蔵帯でも分散能を発揮します。

    充填タンク内での分散イメージ

    使用条件

    使用条件
    推奨添加量 0.2~1.0%
    適用pH範囲 2.5~5.5

    実際の分散のようす

    5㎜角の具材(パプリカ)を配合、pH2.7、塩分を5%、UNet XD-21を0.8%配合した系における分散のようすをこちらに示しています。(90℃で充填後、一晩室温で静置。左が無添加、右が製剤添加)

    微粒子の分散安定に UNet XD-50

    UNet XD-50

    UNet XD-50は微粒子の分散安定に効果を発揮する製剤です。粘性による具材の分散だけでなく、増粘多糖類のネットワーク構造に微粒子をトラップするため、低濃度での分散が可能です。また冷水可溶なためハンドリングしやすいのも特徴です。

    使用条件

    使用条件
    推奨添加量 0.3~0.6%
    適用pH範囲 3.0~9.0

    実際の分散のようす

    粉末青汁を3.0%、UNet XD-50を0.3%配合した飲料における分散のようすをこちらに示しています。(冷水溶解10分後のようす。左が無添加、右が製剤添加)

    まとめ

    • 大きな具材の分散安定にはUNet XD-0809
    • 高温帯での分散安定にはUNet XD-21
    • 微粒子の分散安定にはUNet XD-50

    ぜひお気軽にサンプルをご依頼ください。

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