メチルセルロースによるカレーフィリング耐熱性向上について
目的と結論
【目的】
メチルセルロース(ヒートゲル 堅 SL)を添加したカレーフィリングを加熱した際の、保形性維持について検証する。
【結論】
カレーフィリングにメチルセルロース(ヒートゲル 堅 SL)を添加することで、200℃ 10min 加熱後はコントロールと比較して保形性を維持することができた。
試験区と試験方法
【試験区】
(1)Control:無添加
(2)Test :0.3% ヒートゲル堅SL添加
<配合>
▼横にスクロールが出来ます。
(%) | Control | Test |
---|---|---|
カレーフィリング | 90.0 | 90.0 |
メチルセルロース(ヒートゲル 堅 SL) | – | 0.20 |
加水 | 10.0 | 9.8 |
合計 | 100.0 | 100.0 |
<工程>
1. 2%ヒートゲル堅SL溶液を作成
2. カレーフィリングに1の溶液を投入
3. 加熱
4. 重量調整
5. 冷却
<評価方法>
a. ろ紙を5枚重ねた上に直径30mm 高さ 20mmの円柱状の型を用いて各カレーフィリングを18g乗せる
b. オーブンで200℃ 15min加熱
c. カレーフィリングの直径および高さの変化およびろ紙への染み込みを評価
結果
<横から見た様子>
▼横にスクロールが出来ます。
Control | Test | |
---|---|---|
加熱前 | ||
加熱後 |
<上から見た様子>
▼横にスクロールが出来ます。
Control | Test | |
---|---|---|
加熱後 |
メチルセルロース(ヒートゲル 堅 SL)添加区は加熱前、加熱後ともにコントロールと比較して保形性を向上させることができた。
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