食品素材メーカーのユニテックフーズ~世界各地から原料を厳選食品素材メーカーのユニテックフーズ~世界各地から原料を厳選

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麺の冷凍焼け抑制について

目的と結論

【目的】
弊社製剤(UNet シミコマーズ、トレメルガム)の麺の冷凍焼け抑制効果について検証する。

【結論】
UNet シミコマーズ、トレメルガム含有溶液を麺に噴霧して冷凍することで、麺の冷凍焼けを抑制できたと考えられる。

試験区と試験方法

【試験区】
(1)無添加区(以下、Control)
(2)キサンタンガム添加区(以下、Test1)
(3)UNet シミコマーズ添加区(以下、Test2)
(4)トレメルガム添加区(以下、Test3)

【試験方法】
<溶液配合>

原材料名 Control (%) Test1 (%) Test2 (%) Test3 (%)
1 大豆油 25.0 25.0 25.0 25.0
2 食塩 10.0 10.0 10.0 10.0
3 キサンタンガム 0.5
4 UNet シミコマーズ 1.0
5 トレメルガム 2.0
6 加水 65.0 64.5 64.0 63.0
合計 100.0 100.0 100.0 100.0

<工程>
1. 油に製剤を分散
2. 1に攪拌しながら水・食塩を添加し、10分間攪拌
3. 市販の乾燥スパゲッティを茹でる
4. 3を冷水に晒して冷却
5. 4のスパゲッティ100gに対して2の溶液10gを表面に噴霧して混ぜる
6. -20℃急速冷凍
7. デフロスト処理((-3℃ 2h→-20℃ 2h)×2を1日で実施。これを7日間繰り返す)

結果

Control区・Test1区変色現象

Control区およびTest1(キサンタンガム)区は、部分的に白っぽくなる等の変色現象が見られた。
Test2(UNet シミコマーズ)区およびTest3(トレメルガム)区においては、表面に油がコーティングされている様子で、変色現象は見られなかった。
したがって、UNet シミコマーズ、トレメルガム含有溶液を麺に噴霧して冷凍することで、麺の冷凍焼けを抑制できたと考えられる。
また、UNet シミコマーズの方がコーティング感は若干強い様子が見られた。

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