商品活用情報

「植物性代替肉」表示に関する注意事項
~食品開発支援サービス~

目次

開発支援サービスとは

商品開発のプロセスにおいて「コンセプトはできていても消費者が好む形態を設計できない」、「おいしい味に仕上がらない」、「求めている食感にならない」など、様々なお困りごとが生じると思います。ユニテックフーズは、商品開発のプロセスで生じるお悩みを解決する『食品開発支援サービス』を提供しています。主に、(1)試作サービス、(2)処方設計サービス、(3)物性評価、(4)賞味期限設定、(5)食品表示サポートなどを行っています。

今回は、食品表示サポートについてご紹介します。

プラントベース食品の表示

昨今トレンドとなっているプラントベース食品の開発をすることが多くなっているのではないでしょうか。味や食感など様々な面で商品開発に苦慮されているかと思いますが、意外と見落とされがちなのが「表示」についてです。肉や乳製品の代替として急速に拡大していますが、消費者が誤認することなく適切に商品を選択できる表示が求められています。

プラントベース食品の表示

あいまいだった表示のルールについても、2021年8月に消費者庁がプラントベース食品の表示Q&Aを公開するなど整備が進んでいます。本コラムではプラントベース食品の中でも市場で商品数が増えている「植物性代替肉商品」の表示に関する注意事項について掘り下げたいと思います。

「代替肉食品」表示の落とし穴

プラントベース食品の代替肉は、植物由来の原料で作られており、食肉を使用していません。よく大豆を肉の代替として使用した商品が出ていますが、商品名に「大豆肉」、「大豆ミート」と表示しますと一般消費者が「食肉」が入っていると誤認することがあるかもしれません。そのため、商品名とは別に「お肉を使用していません」、「肉不使用」等表示することが勧められています。

誤認させない表示

また、商品名で「大豆肉のハンバーグ」等と表示した場合、食肉の代わりに大豆の代替肉の使用割合が100%のときは問題ありませんが、100%でない場合は代替肉の使用割合を表示して一般消費者に誤認させないようにします。同様に、商品に「100%植物性」と表示すると、使用している食品や食品添加物すべての原材料が植物性原料を使用していると一般消費者や誤認してしまう可能性があります。すべての原料が植物由来ではない場合は、例えば「原材料は植物性です(食品添加物を除く)」等わかりやすく表示します。

まとめ

今回は、プラントベース食品の代替肉商品の表示に関する注意事項についてご紹介いたしました。弊社では、プラントベース食品に限らず食品の表示サポートを開発支援サービスとしてご提供しております。また、プラントベース食品の試作、処方設計も行っておりますので、お困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。

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